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よつば君

まだ、そんな世界で生きているの?

今度は、新入社員がバックれた!

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以前、私の従事する業界ではバックレる人が多いと前にお話ししたことがある。

今度は、私の事務所の新入社員であるウサギ君がバックれた。

 

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因みに私の従事する業種は「不動産業」だ。業界全体が黒い色なのだ。しかし、慣れると意外と楽な業界であり、なにより面白い業界だ。お勧めしないが、人生経験として一度は不動産業もいいのではないか。

話を戻そう。

何故我が社へ?

ウサギ君は新入社員と言っても中途入社で年齢もそこそこ。結婚もしており、住宅ローンもあるとのこと。以前の会社がとんでもない黒色の会社だったそうで、我が社のような会社の下請け企業的な会社に勤めていたんだとか。

我が社のような会社から言われた無理難題を、文句も言わず、迅速に対応しなければならず、深夜であったり、家族旅行中でもお構いなく電話がかかってくる。プライベートが全くなかったのだとか。

そんな生活に嫌気がさし、「無理難題を言う立場になろう!」と我が社に入社してきたのだ。しかし、一ヶ月もたなかった。無理難題を言う前に辞めるなんてもったいない。

正確に言うとバックれたのではない。病気療養のため、会社に出社することが出来なくなってしまった。長期の療養になるため、退職するとのことだ。

病気ならしょうがない。

そんな新入社員のバックレ、いや、病気による退職で振り回された回顧録である。

早朝の電話

AM8時に出社すると、新入社員のウサギ君から事務所に電話がかかってきた。

「ぎっくり腰になってしまいました。本日、休みます!」爽やかさを含んだ、晴々とした感じで言ってきた。何でぎっくり腰になって前向きなんだろう?そんな疑問もあったが「そうか、課長には言っておくから、無理するなよ。明日も休むなら電話してね。お大事に」と良い先輩を演じて電話を切った。良い先輩を演じたのは、嫌な予感があったからだ。人がバックレる前のあの感じ・・・

課長が出社してきたので、ウサギ君が休むことを伝えた。

それから1時間ぐらい経過したのち、本社の人事担当から電話が入った。ウサギ君から人事部に連絡が入ったそうだ。

内容をまとめると

ぎっくり腰が酷く、ベッドから起きることができない。

朝起きた瞬間から起きることができないず、家から出れないらしい。寝返りも打てなかったのだとか。

完治に3年ぐらいかかる。

医者に見せていないのに「完治までに3年かかる」と素人でも判断できる腰痛は相当な重症だ。彼の腰は、もう使い物にならないだろう。子供がいるということが唯一の救いだ。しかし、奥さんが上になれば問題はない。よかった。ひとまず安心だ。因みに、私もぎっくり腰で整形に通っているが、医者からは「原因不明」と言われている。腰痛は奥が深い。

迷惑がかかるから辞める。

完治に3年かかるのであれば会社に掛ける迷惑は甚大である。自ら潔く身を引く対応は社会人の鏡である。我が社の能無しの役員にウサギ君の爪の垢でも飲ませてやりたいくらいだ。しかし、勘違いしてはいけない。ウサギ君、君は迷惑がかかるほど仕事をしていない。君がやっていた仕事は、業務マニュアルを一日中読んでいるだけではなかったか。せめて電話は出られるようになってほしかった。また、採用に掛かった経費分は働いてほしかった。

 

本社の人事担当は「まずは上司に伝えなさい」と言ったそうだ。新人は「話をしたくないから人事部から伝えてほしい」と返してきたそうだ。

たぶん上司に顔向けができなかったのだろう。これから第一線で活躍する明るい未来を夢見ていたのに、突如「完治に3年もかかる腰痛」を発症し、夢が破れたのだ、不甲斐ない自分を許すことができない。そんな歯がゆい思いが上司との会話を頑なに拒ませたのではないだろうか。その気持ちは良く分かる。仕事もせずに遊んでいる高給取りのボンクラとは私も喋りたくない。

先日、社内経費で行ったウサギ君の歓迎会で、経費だけでは足りず、2万円のポケットマネーを差し出した課長に惨めな姿を見せたくなかったのだろう。

因みに、2万円では足りず、年功序列との意味不明な理由から三千円を払う羽目になった私は、「歓迎会の前に辞めろよ!」と大人げないことを思ってしまった。自分の器の小ささにヘドが出そうになった。

しかし、不動産業は体を壊す人が多い。何が原因なのか?正直に「この業界では生きていけません」と言えばいいのに。我々は慣れっこだから。