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プールに入るときは準備運動を!

幼いころから、何度も言われてきたことだ。しかし、準備運動を行ってプールに入る人がどれだけいるのだろうか。準備運動を行っている方も、どれだけしっかり準備運動を行っているのか。準備運動を怠った、私の末路をお話ししよう。

準備運動は恥ずかしい

昨日、子供を連れて大規模なレジャープールに行った。日差しもまぶしく、絶好のプール日和だった。プールサイドに立つと、幼子は、一目散にプールの中に飛び込んでいった。それを追いかけるように私もプールに飛び込んだが、水温が思った以上に冷たく、私は直ぐに上がった。

その時、私より年配の方が準備運動をする姿が見に留まった。体の隅々を丹念にほぐしていた。大規模なプールの端で行っていたが、ダイナミックな準備運動だったので、少し目立っていた。

私には恥ずかしくて出来ない・・・。但し、準備運動をしないのも不安である。足首や、手首をプラプラと動かし、そのまま子供の待つプールに再び飛び込んだ。

体に起きた異変

プールは流れるプールを主体に、スライダーなど多数のアトラクション的なプールであった。流れるプールの速度が意外に早く、力を抜くと簡単にながされてしまう。例えるなら、1級河川の浅瀬より、少し深いところの流れといった感じである。

足を踏ん張りながら、緩やかに流される私の体に異変が起きた。

「ピキーン!」

足がつったのだ。左足の甲に鋭い痛みが走り、体の自由が奪われた。踏ん張りがきかず、体が濁流に流される。その状態を見て異変を感じたのか。子供が近づいてきた。そして、

「お父さん、面白い!」

何が面白いのか分からないが、ケラケラ笑っていた。たぶん苦悶に満ちたすごい顔をしていたのだろう。流されると、運よくパイプでできた手すりを掴むことができた。手すりからプールサイドに這い上がり、左足の痛みが和らぐのを待った。

再び起きた異変

左足の痛みがなくなったため、再び流れるプールに飛び込んだ。暫くは無理せず、流れに身を任せていた。その間、私は体の隅々をチェックしていた。足首OK!手首OK!腰OK!・・・。適度に動かしてもつる様子もない。

よし、行ける。

私はクロールで子供に追いつこうとした。腕の振りも申し分ない、バタ足も全盛期の8割の力を維持している。ほぼ完ぺきだ。その時である。

「うがっ!」

肩甲骨に激痛が走った。左腕を振り上げることができない。子供に追いつくことをあきらめ、プールサイドに戻った。左肩の肩甲骨周りのスジを痛めたようだ。腕を上げるたびに、にぶい痛みが起こった。

歳には勝てない。

いつもまでも若いつもりでいたが、年には勝てない。数m泳いだだけで、体に異変が起きてしまった。

昔のような柔軟性もない。全体の筋肉を昔以上にほぐさなければ、思わぬ事態を招く可能性がある。

私は、人目もはばからず入念に柔軟体操を行った。全身を大きく使って、体中の筋肉をほぐした。

「グキッ!!!」

腰に激痛が走った。今までよりも痛い。痛すぎて声が出ない。くの字の状態で私は倒れこんだ。心配した子供が駆け寄ってきた。

「お父さん、本当に面白い!」

悶絶する私を見下ろしなが腹を抱えて笑っていた。

いつの間にか、準備運動にも耐えられない体になっていた。準備運動はやった方がいいが、ほどほどにした方がいい。ゆっくりと、じっくりと行うことを痛感した一日であった。

歳には勝てない。