投資型マンション

最近、「マンション買いませんか」と電話が掛かってくる。

うつの私にはマンションよりも自由が欲しい。願いは労働の呪縛からの解放。労働の呪縛から永遠に解き放たれるのなら少しぐらいは考えても良いが、休職中の私には億劫な話以外の何物でもない。そんな気持ちを無視して話を進める営業マン。電話口の向こうでは他の営業マンの一生懸命営業電話をしまくってるであろう声が漏れ聞こえてくる。一体どんな場所から電話をしているのだろう。そんなどうでもいい疑問を頭の片隅に置きながら営業マンの話を聞く。

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投資型マンション

聞けば東京や大阪の投資型マンションとのこと。「いらねえよ!」と強くも言えず10分ぐらいは話を聞くのだが、電話の向こうの必死さが伝わっている分、切るに切れなくなってしまう。そんな高額なものを購入したら一生働かなければならないではないか。労働からの解放どころか一生掛けて払い続けなければならないローンと寄り添って行かねばならない。

そんな気持ちを待ってましたと「投資型だから人に貸せばいいのです。月々の返済も賃料で賄えます」と熱意のこもった能書きを垂れてきた。

スーパー金持ちなら考えなくもないが、明日の缶コーヒーにも躊躇する台所事情から投資型のマンションなんて考えも及ばない。

儲かるの?

でも、投資型マンションは儲かるのだろうか。良く分からないが、私のところに電話が掛かってきている段階で儲からないことは明白。儲かるのであれば、もっと上のハイソサエティーな人たちが購入済みのはず。旬が過ぎた売れ残りだけが下界の我々の基へ舞い落ちてくる。おこぼれは儲からないのだ。

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電話も10分もすれば飽きてくる。一度ご来店していただきたいと必死の営業マンの大きな声もはるかかなた。その時、ちょっとした疑問が頭をもたげ、疑問を口走ってしまう。

「儲かるなら、あなたが買えば」

長話で思考力が停止している私の口から発せられた思わぬ言葉に絶句する営業マン。なんてことを言ったんだと戸惑う私。

嘘でも私も買う予定ですとか、別のマンションを買ったとか言えばいいのだが、絶句する時点でゲームオーバー。儲からないことは確定である。

電話番号はどこで入手?

しかし、投資型マンションの勧誘電話が非常に多い。どこから私の電話番号を入手しているのだろうか。営業と言う私の職業柄、携帯番号を知っている方は100人以上、だれが漏らしたかなど分かるはずもない。今さらながら携帯を海に投げ捨てたい気分になった。

本当に儲かる話であれば私はいつでも時間を取る。儲からない話は仕方なしに時間を取る。

以上、マンション買いませんか?本当に儲かるならお前が買え!でした。