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英国のEU離脱。世界経済に与える影響。そんなもん知るか!
テレビでは、連日のように先行き不透明を連呼している。
先行き不透明なのは一部の人だけで、大多数が常に不透明な状態なのだ。
そんな世界情勢がEU離脱なんて結果をもたらしたのではないか。
様々な情報を目にし、経済素人の私が考察する。

希望を持つものと、待たざる者

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今回のEU離脱の国民投票は「希望を持つ者」と「持たざる者」の戦いではなかったか。
投票結果を見ると、高齢者の多くが「離脱」に投票し、若者が「残留」に投票している。
また、低所得層が「離脱」に投票し、中産階級以上が「残留」に投票している。
この状況からもわかるように、将来に希望を持てる人が「残留」、希望を持てない人が「離脱」に投票しているようだ。
希望は良い言葉だ。生きていく為には必要だ。若者は自分の将来に明るい光を見いだし、富める者はこの幸せが将来も続くと思う。
しかし、希望を持てない者はどうしたらいいのだ。希望を持てぬ者の由一の希望が「変革」なのだ。
「なにか凄いことが起きないかな」

あなたも思ったことがあるはず。
自分ではどうすることもできない現状を、何でもいいから凄い事が起きて打破してくれないかな・・・
そんな淡い希望しか持てない者に千載一遇のビッグチャンスが起きたのだ。それがEU離脱をめぐる「国民投票」だ。
実際にEUから離脱しても何がどう変わるかは分からない。

実際に、投票結果が判明してから「EUって何?」が検索キーワードのトップに来ていることでも明らかだ。
でも、良くも悪くも「何かは変わる!」そんな期待を「希望を持たない者たち」に与えたのは間違いない。

EU離脱で経済が不安定になる

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EU離脱による経済の不安定が叫ばれている。
経済が不安定になって困るのは中産階級以上の人たちだけだ。
どん底にいる人たちはこんな思いではないだろうか。分かりやすくするため、日本に当てはめて考えると、どん底の叫びは次のような感じではないか。

円高になり、株価が急落するだと!?。それが何だっていうのだ。
それで困るのは一部の希望を持つ者だけではないか。
リーマンショック以上の衝撃?笑わせるな。どん底の俺たちは、リーマンショック以前から大変な思いをしているのだ。

貧困にあえぐ高齢者や、非正規社員で希望が持てない俺たちのことを本当に考えたことがあるのか。給料が減るだの、雇用が減るだの色々と言っているが、どん底の俺達からすると昔から低賃金で、最低の仕事しかないのだ。口先だけのキレイ事はもうたくさんだ。
富める者、希望を持つ者がどん底に落ちるだけではないか。どん底仲間が増えるだけではないか。
そんな、中産階級以上の者たちが没落していくなら、「ざまあみろ」と言いたい。
世界的な金融緩和でお金が余っているとか言っているが、どこに余っているのだ。
節制した生活をしているのに貯金すらできない。やはり中産階級以上の者にしかお金は回ってこないのだ。そんな奴らが大損するなら、不安定な経済は大いに結構なことだ。
不安定にはもう慣れた。どんとこいだ!

日本に当てはめて考えるとこんな感じではないか。イギリスでも格差は広り、同じ状況が発生していると思う。結局、お金を運用して増やしてきた人達が打撃をこうむるだけの話にしか聞こえなかったのではないだろうか。
離脱をすれば良くも悪くも「変わる」。残留すれば「現状維持」。生活はどん底のままならば、変わるかもしれない可能性に希望を見いだしたと考えるのがシンプルだ。

英国の人たちもそんな思いではなかったのか。

その思いが「離脱」が勝利した理由であろう。
私も底辺の人間なので、その気持ちはよくわかる。

残留派が有利だったのでは

投票直前は残留派が有利とニュースでも言っていた。出口調査でも残留派が有利と言っていた。でも結果は「離脱派勝利」。なぜだろう。 普通は前日の調査や出口調査の結果通りの結末になるはず。でも残留派が有利と叫べば叫ぶほど、ほくそ笑む人たちがいる。機関投資家や大手ファンドである。

今回の投票は、どう考えても離脱派が勝利することは分かっていたと思う。それは、経済的に不安を抱えていた人達が多いからだ。そんな人たちが現状維持に甘んじるはずがない。でも、投票前に「離脱派有利」と言ってしまっては、機関投資家や大手ファンドにとっては旨味がない。離脱だけでも大儲けをするビッグチャンスではあるが、それに輪をかけてビッグバンにするほうが利益が大きくなる。それには「残留派有利」とした方が都合が良い。ということは・・・

ちょっと考えすぎかもしれないが、そんな気もしていた。

イギリス解体?

イギリスは昔から一つの国だと思っていたが、諸般の事情からイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドと4つの国によって一つの国が形成されているようだ。知らなかった。なんともややこしい状況だ。

簡単に考えると、私はアパートに住んでいるが、号室毎に別々の家族が住んでいる。対外的にはアパートの住民とひとくくりにされるが、それぞれ違う家族である。そんな解釈でいいのか?自信はないが、近からず遠からずであろう。

イギリスを形成する国々が離脱が決定したことによってギクシャクしている。

これは、アパートが属する地域の町内会に今まではアパート全世帯が参加していたが、参加する家族、参加しない家族に分かれたことで、誰がアパートの班長をするのかもめていることと同じことだと思うが違うか?

班長は面倒だ。仕事をしていると、とても大変だ。日曜日にはドブ掃除があったり、廃品回収がある。任意というなの強制参加だ。私も町内会から離脱したい。しかし、子供のいる家庭は近隣との付き合いもあるため、町内会への「残留」を希望する。しかし、アパート全体で町内会からの「離脱」が決まった。その結果に不満を抱く隣の家族はアパートから引っ越して町内会への残留を検討している。こんな理解でいいのか?

規模の大小はあるが、近隣との付き合いは難しい。利害関係が微妙に入り混じるのが原因だろう。できれば今週の草むしりは欠席したい。私も離脱したい。

 

結局何が変わるのか

結局、英国がEUを離脱して何が変わるのだろうか。頭の良い人たちが稼いで、私のような冴えない人間は少し状況が悪くなるだけだろう。
頭のいい人たちが、経済のかじ取りを上手に行い、リーマンショックのような状況にはならない気がする。いや、そう願いたい。
今後どうなるか、分かる人がいたら教えてくれ。私も一発逆転を狙う。