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アメリカでトランプ大統領が誕生した。

トランプ次期大統領に皆が期待したのは何故か。

これまでの様々な暴言、褒められない行い。ビジネスマンとしては優秀だろうが、政治家としてはどうなのか?

政治家としての品格や、経験で言えばヒラリー・クリントンに軍配が上がる。ファーストレディとしてはもちろんの事、オバマ政権では国務長会も歴任していた。当然、テレビカメラに向かって暴言も発しない。

それでもトランプ氏が選ばれた。この現象は2009年に日本で起こった「民主党政権誕生」と似てはいないだろうか。

トランプ大統領の誕生と、民主党政権誕生を比較してみた。

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目次

民主党政権誕生

民主党政権の発足の鍵は2007年7月に行われた参議院選挙だと考えられる。小沢一郎氏が陣頭指揮を執り、60議席を獲得して大勝利を収めた。議席数で与野党の逆転
が起きていた。いわゆるねじれ国会だ。この時期から日本国民は与党自民党への不満を募らせ、民主党への期待を抱くようになっていた。

しばらくするとサブプライム住宅ローン問題に端を発したアメリカのバブル崩壊により、株や為替などの資産価格が暴落した。そんな時に発足したのが麻生政権だ。

しかし、麻生政権末期には世界的な金融危機の影響が日本にも忍び寄り、景気不安が色濃くなる中、リーマンブラザーズが総額64兆円という史上最大規模の負債を抱えて破たんした。その影響が連鎖的に世界を駆け巡り、世界経済を奈落の底に突き落とす「リーマン・ショック」が起こってしまった。それがキッカケとなって2009年7月21日、衆議院が解散した。自民党政権の最後の時となった。

衆議院選挙の結果は民主党の圧勝であった。

民主党が選ばれた理由

民主党政権が発足した理由は与党自民党への国民の失望が大きかった。そんな時「一度やらせてみては」そんな軽い気持ちで民主党を支持していた人も多かった。民主党の実力を見極める事より、自民党へのバッシングが酷かったことも影響してる。特に麻生政権末期では麻生氏個人への常軌を逸したバッシングも多かった。例えばバーに通っているとか、漫画が好きならかわいい方で、漢字の読み違いが多いとか、政権運営とは関係ない部分でのマスコミ報道が目立ち、マスコミが率先して自民党政権から民主党政権への変革を誘導しているようだった。今から思えば、偏った報道も影響していたと思う。そんなマスコミが主体となって起こした世間の風潮が大きなうねりとなり、必要以上の民主党への期待となった。

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「何か変えてくれるのではないか」。そんな淡い期待が民主党の圧倒的支持につながった。しかし、私も含め、民主党の政策など誰も理解していなかった。変革を求めた国民の風を上手く利用しただけだった。

また、2大政党制の考え方が浸透し始め、自民党VS民主党の構図が出来上がっていた。自民党以外は民主党しか投票するめぼしい政党がなかったのも事実だ。だから皆が民主党に投票してしまった。国民の政治に対する不信が民主党への期待に代わったのが原因と考える。

トランプ氏が選ばれた理由

トランプ氏が大統領にえらばれた理由も民主党政権誕生と同じではないだろうか。アメリカ国民の政治に対する不信が理由と考える。アメリカの場合は不信を通り越して怒りにすら感じる。トランプ氏は国境に壁を作るなど過激な発言が多い為、注目を集めるが政策に関しては具体的な事を言ってこなかった。だれもトランプ氏の政策を理解していないのになぜトランプ氏に投票したのか、それは「なにかを変えてくれる」そんな期待からだった。アメリカの調査でも、トランプ氏への期待は「変革」それだけだった。それ程、皆が変革を待ち望んでいるのだ。確かにトランプ氏なら何かを変えてくれそうな気がする。良い結果、悪い結果か分からないが、何かやってくれそうだ。そんな期待がトランプ大統領の誕生を後押ししたのだろう。

まとめ

トランプ大統領の誕生による日本への影響を心配している声も聞くが、一番心配しているのはアメリカ人であろう。選んだはいいが本当に大丈夫か?そんな不安が今さら広がりつつある。民主党政権の時は飛んだ痛手を食ってしまった日本なので、トランプ氏が大統領になった後に、アメリカが転ばないよう祈るほかない。

いずれにせよ、よく考えもせず世間の流行に流され、一時的な感情に流されて投票すると悲惨な結果を招くかもしれない。少なくとも日本ではそうであったが、アメリカでは良い結果になることを願う。