私が坊主刈りにした際の経験を踏まえ、坊主頭についてのメリットデメリットなどをご紹介したいと思います。一概に坊主と言っても、髪の長さによって坊主頭の印象が違ってきまので、12mm、9mm、6mm、3mm、五厘の5種類の長さで外観の違いも写真付きで記載しましたので、長さを選ぶ参考にしていただければと思います。
坊主頭は高校球児のイメージがありますが、社会人でも坊主にしている方もいます。私自身も社会人の時に坊主頭にしましたが、手入れが楽で、とても重宝していました。最近は坊主をアレンジしたオシャレな髪型も多数ありますので、オシャレ感を出した坊主も良いかもしれません。それでは、坊主頭の長さの違いからチェックしていきましょう。
目次
髪の長さによる外観の違い
一概に坊主頭と言っても、坊主頭の長さで外観が大きく変わってしまいます。その為、坊主頭にする時に、長さをどのようにしようかと迷う時があります。一般的に坊主頭は12mm~5厘(約1.5mm)までの髪の長さで、それぞれの印象は良く分からないと思います。
実際に私がそれぞれの長さで坊主刈りにしましたので、外観の特徴、並びに、長さによる相手に与える印象の違いを記載しましたので、ご覧ください。
散髪後の顔面側(3mmから12mm)
上の写真は3mmから12mmに坊主刈りした時の顔側から見た時の写真です。12mmや9mmは坊主刈りにしては比較的に長い印象を受けます。6mmは皆が思い描いている坊主頭に近い印象で、3mmでは少し短い感じがします。
12mmの場合は、散髪後に1週間もすればスポーツ刈りに変更も可能です。
散髪後の後頭部側(3mmから12mm)
上に掲載する写真は12mmから3mmの坊主頭にした後に、後頭部側から撮影した写真となります。顔面から見た写真と同じように、12mmと9mmは外観上も頭髪が長い為、違和感なく見ることが出来ます。
6mmぐらいから地肌が目立つようになるため、皆の頭の中にある坊主頭との印象を受けます。3mmになると、地肌が相当目立つため、青々とした頭部になるのが印象的です。
坊主頭として周りから誤解を受けない髪の長さは3mmぐらいが限界かと思います。
五厘刈り
五厘の刈り顔面側から見た状況と後頭部側から見た時の外観の感じです。五厘は焼く1.5mmの長さになり、かなり短い坊主頭となります。例えるなら、2~3日ぐらい髭を剃らなかった時のような感じではないかと思います。地肌がまともに見える為、かなり青々とした印象を受けます。
坊主刈りの散髪動画
12mmから五厘まで、それぞれのバリカンでカットしているときの様子を動画で撮影しました。バリカンで散髪する際の参考にしてください。
また、それぞれも動画の下に毛髪の長さによる坊主頭の特徴を記載しましたので、気になる長さの動画下の記事もご覧ください。
坊主刈り12mm
バリカンに使用するアタッチメントを12mmにして坊主刈りにした時の動画となります。12mmは坊主頭の中でも比較的長い髪型です。手で髪の毛をなぞっても長いと感じると思います。少し伸ばせばスポーツ刈りにもできるので、汎用性のある長さかと思います。いきなり短い髪の長さは抵抗がある方は12mmで坊主頭に挑戦することもいいかもしれません。
坊主刈り9mm
バリカンに使用するアタッチメントを9mmにして坊主刈りにした時の動画となります。9mmの髪の長さは坊主頭では比較的長い方となります。9mmの坊主頭も手でなぞると、「まだ長いかな」と感じると思います。社会人の方で同僚や周りの方が許してくれるギリギリの長さが9mmぐらいではないでしょうか。
坊主刈り6mm
バリカンに6mmのアタッチメントを取り付けて坊主刈りにした時の動画です。
坊主頭の中では、6mmぐらいから短い分類になると思います。髪の毛を触った時の手の感触がチクチクして痛いなと感じるのがこの長さからで、たわしを触っているような感じになります。
社会人の方だと6mmは少し短い感じがします。営業職などに従事している方は6mmぐらいが限界ではないかと思います。
学生の方でも、この長さぐらいが周りに引かれない限界ではないかと思います。スポーツ部の場合は五厘がりの所もあるので、思ったより目立たない可能性もありますが、長い髪型から6mmの坊主ではインパクトが大きくなるため、友達付き合いなども考えた上で決断しましょう。
地肌が出るかで出ないかの境目ぐらいが6mmなので、頭の形などもはっきりと輪郭が出てしまいます。見極めが必要な長さが6mmぐらいからです。
坊主刈り3mm
バリカンのアタッチメントを3mmにして坊主刈りにした時の動画です。3mmの髪の長さは、はっきり言って短いです。地肌ははっきりと見えてきます。
このぐらいの長さから、「反省」の意味合いが込められていると周囲から誤解されがちになります。周囲の引き具合が半端ではない感じになります。社会人の方はよく考えてから3mmを選ぶべきでしょう。また、学生の方も同じく、周りから「どうしたの」と心配されてしまう長さです。坊主にするだけでも周りは驚きますが、長さの短さに更に驚きを露わにしてきます。よく考えてから決断する長さになります。
坊主刈り5厘(約1.5mm)
私のバリカンではアタッチメントを付けずに髪を切ると五厘になり、その時の動画となります。五厘は坊主頭の中でも、最も短い部類の長さとなります。
ちょっと長いひげレベルですので頭は青々としているため、周囲はどん引きします。何があったのか真剣に心配してきますので、丁寧な説明が必要なのも五厘です。
何もなかったことを説明するのが面倒になりますが、周りを安心させるためにも、誠実な対応が必要です。
社会人の方は、よほどのことが無い限り五厘刈りは止めた方が良いと思います。同僚からはもちろんの事、お客様からも何事かと思われてしまいます。
学生の方は、野球部とかスポーツの部活動で5厘が決められていない限り、止めた方が良いと思います。何かしでかして反省している期間に五厘刈りにしなければならない場合以外は実施しない方が良い長さです。
頭を手のひらで触ると、かなりチクチクします。例えるなら2~3日剃り忘れたひげのような感覚です。五厘以下の長さとなると、通常はスキンヘッド(髪の毛が無い)状態となります。しかし、五厘とスキンヘッドでは印象がかなり違うため、刈り込みすぎには注意が必要です。
坊主頭のデメリット
坊主頭にすることで様々なデメリットがあります。今まで髪を伸ばしていたり、それほど短い髪型ではない方の場合は、衝撃的な髪型である坊主は自分自身への影響も考え中ればなりませんが、周りに対する影響も考えなければなりません。その事例をしっかりと踏まえた上で坊主頭にすると、迅速に対応することが出来ると思います。
それには経験者の言葉が一番大切だと思います。私自身が坊主頭にした経験をもとに、坊主頭にした場合のデメリットをご紹介したいと思います。
デメリットの事例では、髪を切った瞬間からその身に起きる事を、なるべく具体的に分かりやすく記載しております。
記載されたデメリット事案をよく読んでいただき、坊主頭にするかご検討いただければと思います。
頭部に物が当たると痛い
頭部に物が当たったり、どこかにぶつけると、鋭い痛みを感じます。
髪の短さに比例して痛みは強くなり、12mmぐらいであれば軽い痛みを感じるだけでも、五厘では相当痛く感じると思います。髪の毛が頭を守るために必要なことを身をもって感じると思います。
また、五厘で頭をぶつけるとタンコブが目立つので恥ずかしい思いをします。直ぐに冷やして腫れが酷くなることを予防することも大切になります。
周囲が驚く
いきなり短くなった髪型に周囲が驚きます。坊主頭に周囲が見慣れるまで暫くは辛抱が必要になります。
坊主頭事態に何か失敗をして責任を取った時の反省の意味合いがあるため、どういう経緯で坊主頭にしたか皆が聞いてきます。気分で坊主委したと言っても信じてもらうことは難しく、対応にきゅりょすることになります。
また、職場だけなら良いのですが、付き合いのある会社やお客様がいる場合は、必ず坊主のいきさつを聞かれますので、答えを考えておけばスマートに対応できると思います。
坊主に対する周りの反応は髪の短さに比例して大きくなります。12mmから9mmぐらいなら、1日もすれば皆何も言ってこなくなりますが、6mm以下では相手の納得する説明をしないと誤解を生んでしまいます。
五厘ともなると、丁寧な説明を行わないと良からぬ事を相手にイメージさせてしまいます。いずれの長さにせよ、周りは驚きますので、それなりの説明ができる準備が必要です。
気を付けて頭を拭く
お風呂上りや頭に汗をかいたときなどにタオルで頭を拭くことになりますが、髪があった時のように勢いよく拭かないようにしましょう。
タオルが頭に引っかかり、首を傷める原因となります。
12mmぐらいの長さであれば若干引っかかる程度ですが、短くなるにつれ、タオルの引っ掛かりは強くなります。
汗をかいたときは拭き取らなければ不快感もありますし、衛生的にも良くないと思いますが、お風呂上りなどは手で頭にのこった水を払い落とすだけで短時間に乾いてしまうので、あまりタオルを使用しない方が良いかもしれません。
夏季の太陽光が暑い
夏季は、太陽の直射日光が直接頭部に降り注ぐため、かなり暑いです。髪の毛がある方が蒸し暑いように感じますが、坊主の方が暑いです。
12mmでも相当暑いですが、五厘では耐えられないぐらい暑くなります。
いずれの長さでも、坊主頭は短時間にかなりの高温に頭の表面が達する為、帽子を被らずに外出することは避けた方が良いと思います。
また、汗も滝のように顔面に流れ降りてきます。髪がある時は汗は髪の毛で止まっていましたが、汗を止めていた紙が短くなっているため、ダラダラと垂れてきます。
五厘だと相当垂れてきますので、ハンカチでは間に合わないので、常時タオルが必要になります。
冬はかなり寒い
冷気が思った以上に頭を冷やします。頭の毛穴が締まる感じを身をもって体験できると思います。外出時は冷たさだけですが、時間が経つと、冷たさが痛さに変化し、髪の毛の保温性能の凄さに改めて驚くことになると思います。
長さに関わらず帽子が必需品となりますが、3mmや五厘の場合、帽子が被りにくく、力を入れて被ると首を痛める可能性があるため、時間に余裕をもって被るようにしましょ。
ニット帽は温かいのでお勧めです。
帽子を被る、脱ぐ時に注意
帽子を被る時、脱ぐ時に髪の毛が抵抗になってしまい、首を衝撃が来ます。勢いよく被ったり脱いだりすると首を痛めるかの可能性があるため、慣れるまではゆっくりと動作するようにしましょう。
12mmぐらいでは引っかかり感は少ないのですが、9mm以下になると引っ掛かりが強くなります。3mmや五厘では引っかかり感が強くなりますので、特に注意が必要になります。
坊主頭の場合、夏は直射日光を避けるため、冬は寒さから守るために帽子は必需となります。お気を付けください。
特に3mmや五厘では冬場のニット帽が大変被りにくいので、力を入れて被りがちですが、焦らずゆっくりと動作するようにしましょう。
頭がお風呂の壁に当たり冷たく感じる
浴槽に体を付け、リラックスした状態で壁に頭を付けると肌を通して冷たさが全身を襲います。12mm~9mmぐらいの長さでは、それほど感じることはありませんが、6mm以下の長さでは、地肌がお風呂の壁についてしまう可能性が高いので、壁の冷たさをまともに受け、五厘では相当冷たいです。
体より、頭の冷たさの方が勝るため、全身に冷気が走ります。しばらくすると冷たさにも慣れますが、坊主頭にした当初はその冷たさに入浴の度に驚くことになります。
対処法としては、浴槽に入る前に頭を付ける壁の部分にお湯を掛けて温める方法が効果的です。しかし、体を洗うために一度洗い場に移動して、再度浴槽につかる時にもお湯を掛けないと再び同じ冷たい思いをします。坊主頭にした時の最初の洗礼と言っても過言ではないでしょう。
頭を洗う時、石鹸が沁みます。
坊主頭に刈りこんだ後にお風呂に入ると石鹸やシャンプーがとても沁みます。
バリカンを頭に当てた時に頭皮に目に見えない程度のわずかな傷がついていることが原因と思います。この痛みが結構激しく、ひどい時は、まともに頭を洗えないと思います。しかし、散髪後はどうしても洗髪しなければなりませんので、我慢するしかありません。この頭に沁みる症状ですが12mm~6mmぐらいは軽度ですが、3mm以下になると、かなり痛いです。頭が痛いのはバリカンで刈り込んだ直後のシャンプーの時だけなので、次の日のバスタイムでは痛みは感じず綺麗に洗うことが出来ます。
髪が直ぐ伸びる
髪の毛は意外と早く伸びますので手入れが必要です。手入れに関しては髪の毛が短い方が有利で、12mmの場合だと直ぐ伸びてしまうため、スポーツ刈りにしてそのまま伸ばすか、再度、バリカンで短くするか等、髪を切る必要があります。
五厘の場合、暫くは坊主頭をキープできますが、五厘に拘りたいのであれば、小まめにバリカンで刈る必要があります。
坊主頭のメリット
坊主頭のメリットはを以下に記載します
- 頭を洗うのが楽
- 濡れた頭がすぐ乾く
- 寝癖が付かない
何といっても手入れがが楽な事が一番のメリットです。頭を洗う時も楽ですし、乾かすのも楽です。朝起きた時に寝癖もついていないので髪のセットにかかる時間も考える必要がありません。
坊主頭に散髪する方法
坊主頭にする方法をご紹介します。床屋、理容室に行って切る方法もありますが、バリカンを使用すれば自分で行っても十分綺麗に髪を刈ることが出来ます。私自身も12mmから五厘まで、全て自分で散髪しました。
時間の30分もあればできると思います。順を追って散髪の方法をご紹介します。
準備する道具
まずは準備する道具と道具の使い方をご説明します。
古新聞を用意して床に並べる
新聞を取っている方は古新聞などを、古新聞が無い方はレジャーマットなどを室内の床に敷きます。この上で髪を切るようにしましょう。
この作業をしておかないと、散髪後の掃除が大変です。散髪後に新聞紙をまとめるだけで掃除が完了となります。
バリカンを準備する
私が使用したバリカンです。切る長さによってアタッチメントを交換するようになっていて、五厘刈りの時はアタッチメントを付けずにバリカンを直接頭皮に当てて切っていきます。
バリカンによって使用方法やアタッチメントが違いますので、取扱説明書をよく読んで実施するようにしましょう。
アタッチメントを正確にバリカンに取り付けないと、途中でアタッチメントが傾いたり、取れてりして一部分だけ髪の長さが変わってしまい、みっともなくなりますので、アタッチメントがずれないか切り始める前に確認しましょう。
服を脱ぐ
散髪中に大量の髪の毛が落ちますので服を着たままだと汚れてしまいます。上着などは脱いで、散髪後に直ぐにシャワーを浴びることが出来るようにしておきましょう。
散髪後のシャワーの時、シャンプーが沁みて痛い思いをすることが考えられますので、心の準備をしておきましょう。
前方側から髪を切る
まず、前かがみになり、顔側からゆっくりとバリカンで刈っていきます。髪の毛が大量に落ちますので、髪の毛が体に掛からないようにしましょう。体に掛かると、後から掃除が大変になります。
鏡で確認する
髪を切っている途中で鏡で確認しましょう。髪の毛の切り残しがあると坊主頭の時は目立ちますので、小まめに確認しましょう。また、耳の付近は切り残しが多くなりますので、耳付近も重点的に確認しましょう。
後頭部側から髪を切る
ある程度前方側を切ったら、今度は後頭部側から髪を切っていきます。後ろは見えませんので、手のひらで切り残しを確認しながら切っていきましょう。特に首から肩にかけ髪の毛が残っている場合がありますので、注意しましょう。
鏡で刈残しを確認する。
時々、鏡で確認しましょう。鏡を2枚使って、後ろ側の刈り残りを確認します。後頭部側は見えないので、念入りに確認するようにしましょう。特に首筋部分や耳周りは切り残しがありますので、その辺りも細かく確認しましょう。
また、上の写真ではシャツを着ていますが、後からの掃除の事を考えると上半身は服を着ない方が楽です。
切り終わったら
顔側、後頭部側も髪を切り終わったら、バリカンの掃除を行い、床に引いた新聞紙などを片付けます。その後、お風呂に直行して髪の毛を洗えば完了です。
頭を洗う時、石鹸やシャンプーが頭皮に触れることで沁みますので、ゆっくりと洗うようにしましょう。
これで完了です。
スキンヘッド(番外編)
以前、スキンヘッドにしたことがあります。スキンヘッドは坊主刈りより色々面倒なことがあります。それは、髪を切る時も、日常生活においてもです。
私がスキンヘッドにした時の状況などを下記の記事にまとめました。興味のある方はご一読ください。
まとめ
坊主頭の髪長さによる違い、坊主刈りのメリットデメリット、坊主頭に自分で散髪する方法などをご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。坊主は保護路の手入れがとても楽な髪型ですが、外観の印象で老けて見えたり、少し怖そうに見えてしまうこともあります。その辺りも考慮の上、坊主刈りにするか否か考えていただければと思います。
私は半年間ほど坊主頭にしましたが、最初は周りも引いていましたが、3日もすると慣れてしまいます。また、バリカン自体も安い為、散髪代が浮いて良いことばかりでした。
これらの経験が皆様の参考になれば幸いに思います。
以上、坊主の髪型12mm~五厘の坊主頭のメリットデメリットとボウズにする方法でした。