後から後悔したくないって言って夢に突き進む人っているじゃない。
人生は一度きりだなんて言って。

確かに、かっこいいこと言ってるんだけど、夢に突き進んでも結局、後悔する場合が多い。

夢が仮にかなっても、100%理想通りに夢がかなうわけではなくて、80%ぐらいが叶うんじゃないかと思う。例えばミージシャンになりたくて、東京にでて成功しました。しかし、自分のやりたい音楽ではない売れ選な歌でヒットして、それで優雅な生活が待っていたかと思ったら、忙しくて休みがなかなか取れず、そして、次の作品を作るためにシックハックしなきゃいけないし、この人気がいつまで続くだろうって不安になる。

夢がかなったからマシだけど、これが叶わなかったらと思うと末恐ろしい。

ミージシャンの話ばかりで申し訳ないですけど、売れると信じて東京に出たけど、鳴かず飛ばずで、飲食店のアルバイトに精を出して、気が付いたら店長補佐。同じ年齢の人が、サラリーマンで、安定した収入を得て、家族を持ち、家を建て、地に足の着いた暮らしを送るのを横目に見ながら、売れないミージシャンを続ける。

そんな人をテレビで見かけることも多いですが、口では「後悔していない」て言ってるけど、本心はどうなのかなってすごく気になる。

絶対、少しは後悔していると思う。少しじゃないかな、過去に戻って夢を追いかけるなって言ってやりたいなんて思っているんじゃないかな。

かといって、早い段階で夢をあきらめて、平凡な人生を送って来た人に後悔が無いかと言えばそれも微妙で、実は、俳優になりたかった。生まれ変わったら俳優を目指したい、なんて人がいるのも世の常なんですよね。

人生は一度きりだから、その人生をどう使うかは本人の自由なんだけど、その人の人生が価値あるものだったかと思えるか、思えないかは、人生を終える時が分かった時に、初めて八切るするんじゃないかな。

病気になって終末期を迎えた時に、自分の歩みを振り返って、楽しかったな。って思えるのが最高の人生ではないかなと思います。
終末期に、悲惨な最期を迎えない為にも、それなりの蓄えは必要になるわけで、やっぱり、経済的な安定が確保されていれば、後悔の少ない人生を送れるのではないかと思います。

やっぱり金かって結論ですが、やっぱり金だよね。

要は、お金があれば、多少の不満や不条理は笑って済ませられるのではないでしょうか。

売れないミージシャンだけど、金持ち。浮き沈みのないサラリーマン人生だったけど金持ち。今、上げた人たちは後悔しないと思う物。